愛犬の歯を見たときに、黄色っぽい汚れが気になる。
最近、口のにおいが強くなった気がする。
そんな変化に気づくと、
「家で取ってもいいのかな」
「もう動物病院へ行った方がいいのかな」
と迷うことはありませんか?

歯の表面につく歯垢と、硬くなった歯石は状態が異なります。
歯垢は毎日のケアで落とせることがありますが、
歯にこびりついた硬い歯石が気になる場合は、自宅で削らず動物病院へ相談してください。
まず確認|歯垢と歯石はどう違う?
歯垢は、歯の表面に付くやわらかい膜状の汚れです。
細菌や唾液、食べかすなどが混ざってでき、
時間がたつと硬い歯石へ変化していきます。
一方、歯石は歯垢が固まり、石のように硬くなったものです。
歯垢
まだやわらかい段階の汚れです。
毎日の歯みがきなどで取り除けることがあります。
歯石
歯の表面へ硬くこびりついた状態です。
歯ブラシで簡単に落とせるものではありません。
無理に器具などで削ろうとすると、
歯や歯ぐきを傷つけるおそれがあります。
歯石が目立つ場合は、家庭で取ろうとせず、
動物病院で口の中を確認してもらってください。
先に動物病院へ相談したいサイン
歯の汚れだけでなく、次のような様子がある場合は、
自宅ケアだけで様子を見続けず、動物病院へ相談してください。
- ・口臭が急に強くなった
- ・歯ぐきが赤い、腫れている
- ・歯ぐきから出血している
- ・よだれが増えた
- ・食べにくそうにしている
- ・フードを口から落とす
- ・片側だけで噛むようになった
- ・顔まわりを触られるのを嫌がる
- ・歯がぐらついている
口の中は、見えている部分だけでは状態を判断しにくいことがあります。
痛がる、出血するなど気になる様子がある場合は、歯みがきを中断して動物病院へ相談してください。
家庭でできる4つのケア
1|毎日の歯みがきを習慣にする
歯垢をためにくくする基本は、歯みがきです。
毎日少しずつでも続けることで、
歯の表面についた歯垢を落としやすくなります。
いきなり口の中へ歯ブラシを入れない
口まわりを触られることに慣れていない愛犬へ、
いきなり歯ブラシを使うと嫌がることがあります。
まずは、次の順で少しずつ進めるのがおすすめです。
- 1口まわりをやさしく触る
- 2唇を少しめくる
- 3歯や歯ぐきに軽く触れる
- 4慣れてきたら歯ブラシを使う
嫌がるときは無理に続けず、
嫌がらない場所や短い時間から、少しずつ慣らしましょう。
犬用の歯ブラシ・歯みがき剤を使う
歯ブラシは、愛犬の口の大きさに合うものを選びましょう。
人用の歯みがき剤ではなく、
犬用として販売されているものを使ってください。
2|歯石を自宅で無理に取らない
歯の表面に黄色や茶色の硬い汚れがある場合、
すでに歯石になっている可能性があります。
歯石は、歯ブラシだけで落とすのが難しいものです。
金属の器具や硬いもので自宅で削ると、
歯の表面や歯ぐきを傷つけることがあります。
「歯石かどうか分からない」
「どこまで家で触っていいのか迷う」
そんな場合も、動物病院へ相談してください。
必要な処置は、口の中の状態を確認したうえで獣医師が判断します。
3|噛むおやつは、歯みがきとは分けて考える
噛むおやつには、歯垢を落とす補助的な歯みがき効果があるものもあります。
噛むことで歯の表面の汚れをこすり落としたり、唾液の分泌を促して口内環境を整えたりする効果が期待できます。
ただし、完全に汚れを落としきれるわけではありません。
あくまで、毎日の歯みがきを補助するものと考えましょう。
噛むおやつを使っている場合も、歯みがきと動物病院での歯のチェックは続けましょう。
ガムスタンドの役割は、おやつを固定すること
fabuon lifeのガムスタンドは、
スティック状のおやつを固定して、飼い主さまが手で持たずに与えられるアイテムです。

ガムスタンドを使う場合は、
愛犬に合ったおやつを選び、商品の表示に沿って与えてください。

差し込み方やお手入れのしかたを詳しく知りたい方は、『犬用ガムホルダーの使い方3ステップ』もあわせてご覧ください。
そのまま飲み込みそうな子への与え方は『犬がガムを丸呑みするときの対策3つ』で詳しく紹介しています。
4|口臭だけで判断せず、口の中も確かめる
口臭が気になったとき、
においだけを何とかしたくなることはありませんか?
ただ、口臭と一緒に歯ぐきの赤みや出血などが見られる場合は、
動物病院で口の中の状態を確認してもらうことが大切です。
口臭を隠すことだけを目的にせず、
歯や歯ぐきに変化がないかも確かめてください。
家でのケアと病院に任せること
家で続けたいこと
- ・口まわりを無理なく触る習慣をつける
- ・犬用歯ブラシで歯みがきをする
- ・犬用の歯みがき剤を使う
- ・歯や歯ぐきの色を日頃から確かめる
- ・口臭や食べ方の変化に気づく
動物病院へ相談したいこと
- ・歯にこびりついた硬い歯石
- ・歯ぐきの腫れや出血
- ・強い口臭
- ・歯のぐらつき
- ・食べにくそうな様子
- ・自宅で触ると痛がる、嫌がる
「家で取れる汚れなのか分からない」という場合も、
無理に触らず相談してください。
よくある質問
Q. 犬の歯垢は歯みがきで落とせますか?
歯垢はやわらかい段階であれば、歯みがきによって取り除けることがあります。
硬くこびりついたものは歯石の可能性があるため、無理に削らず動物病院へ相談してください。
Q. 犬の歯石を自宅で取ってもいいですか?
いいえ。
器具などを使って無理に取ると、歯や歯ぐきを傷つける可能性があります。
硬くこびりついた汚れが気になる場合は動物病院へ相談してください。
Q. ガムを食べていれば歯みがきは不要ですか?
いいえ。
噛むおやつを与えていても、歯みがきと、動物病院での定期的な歯のチェックは続けましょう。
歯みがきは、毎日できるのが理想です。
犬の歯垢は3〜5日ほどで歯石に変わると言われているため、毎日が難しい場合でも、3日に1回はみがきましょう。
Q. 口臭が気になるだけでも病院へ行った方がいいですか?
はい。
においが前より強くなったときは、口臭だけでも動物病院へ相談してください。
歯ぐきの赤み・出血、よだれ、食べにくそうな様子があるときも同じです。
Q. ガムスタンドはデンタルケア用品ですか?
ガムなどのおやつを固定して与える道具です。
デンタルガムと一緒に使えますが、歯垢や歯石を落とす商品ではありません。
まとめ|歯垢は毎日のケア、歯石や気になる変化は動物病院へ
愛犬の歯の汚れが気になったら、
まず歯垢と歯石を分けて考えましょう。
歯垢は、毎日の歯みがきで落とせることがあります。
一方で、歯にこびりついた硬い歯石や、
歯ぐきの赤み・出血、強い口臭、食べにくそうな様子がある場合は、
無理に自宅で取ろうとせず動物病院へ相談してください。
噛むおやつを使う場合も、歯みがきは続けましょう。
ガムスタンドも、
おやつを固定するための道具として使うアイテムです。
ガムスタンドに挟めるおやつの太さや洗い方は『犬用ガムホルダーの使い方3ステップ』で詳しく紹介しています。
急いで飲み込む食べ方が心配な方は、『犬がガムを丸呑みするときの対策3つ』もあわせてご覧ください。
Amazonのアソシエイトとして、fabuon life は適格販売により収入を得ています。




